2月4日は立春でした。
まだまだ寒い毎日ですが、暦の上では「春」となり、春の入り口に立つと、梅の香りが楽しみになります。
『梅は百花の魁(さきがけ)』
まだ寒い中どの花よりも先に花開く梅は、かわいらしく春を感じさせてくれる春の使者のようですね。
もともと「花見」も、桜が流行する平安時代の前には梅を愛でることだったようです。
万葉集にもたくさんの梅の歌が詠まれ、日本人にとても身近な存在だったことがわかります。
写真は、表千家13代御家元即中斎宗匠筆の色紙です。
「開萬国春」の賛と共に、梅の花が自筆されています。
ちょっと控えめに描かれた梅花が梅の奥ゆかしさを表しているようで、素敵な作品です。
さあ、これから寒さの中にも少しずつ「春」を見つける楽しみが待っていますね。
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